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協調

最近、アメリカのトランプ大統領による関税政策が連日ニュースで報道されています。就任100日を迎えた今、本人としては一定の成果を感じているようです。その交渉スタイルは強引ではありますが、関税を交渉の武器として使い、世間の注目を集める手法には驚かされます。

彼は事業で成功を収めた人物でもあり、さまざまな戦略を持って取り組んでいるとは思いますが、あまりに強硬なやり方は反発を招きやすく、これまで良好だった他国との貿易関係や平和的な協調関係が損なわれる可能性もあります。

すべての意見を取り入れて対応することは、賛否が分かれる中で非常に難しいことです。しかし、異なる意見に耳を傾け、その声を反映しながら運営していくことは、組織にとって重要な姿勢だと思います。

さて、西日本のムーヴでは、数名の退社者が出る見込みと聞いています。たとえ責任者が努力してチームを牽引していても、考え方の違いから退職を選ぶケースもあります。とはいえ、複数の退社者が出る状況に対して、もっと早く手を打てなかったのかと悔やまれるところです。

関西では、異なる運営体制があるとも耳にします。現在進行中の業務統一の流れの中で、その体制が適切なのかどうかを改めて見直す必要があるでしょう。関西の責任者には、「自分・家族・仲間・お客様を幸せにする」という原点に立ち返り、他の社員や責任者の意見に耳を傾け、不満の解消に努めていただきたいと願っています。

一方で、会社を離れる人がいる中、関東では新たな動きもあります。ムーヴの石塚徹社員が代表として、7月に新法人「株式会社リベロ」の設立が予定されています。グループ内の新法人設立はゼネラル警備保障以来であり、生え抜き社員による法人設立としては、クレイジーコア以来のことです。

「株式会社リベロ」では、東日本のムーヴでは請けづらくなった案件を担当し、将来的には利益率の向上を目指していく方針です。グループ内での起業となるため、これまで通りグループのサポートを受けながら、協業を進めていきます。

ここで誤解してほしくないのは、グループ内での独立が「ムーヴより楽」というわけではないという点です。ムーヴには多くの仲間がいるため、互いに支え合いながら、さまざまなことに挑戦できます。しかし、新法人では新しい仲間を自ら増やしていかなければならず、それがなければ決して楽な運営にはなりません。

だからこそ、マネージャー職以上には、周囲と協調できる人物でなければ、会社の成長は望めません。グループとしてリベロの成長を支援していきますが、会社の方向性は最終的には社長の決断に委ねられます。

石塚新社長の成長と判断力に、大いに期待しています。

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